家庭の宿題サークル

家庭の宿題サークル
町でのリサーチから家庭に関するある「宿題」を考える。
サークルメンバーは家に帰って家族とその宿題を行う。宿題のレポートは町に届けられる。

家庭の宿題サークルは、サークルメンバーである家族の一員によって、いつもの家庭の時間に「宿題」を通してもう一つの時間をつくる地域活動サークルです。

2011年11月6日日曜日

活動日程変更のお知らせ

活動日程変更のお知らせ

11月19日(土)に予定していた家庭の宿題サークル活動はお休みになります。
来週11月12日(土)の活動が最終日になりますので、参加/見学をご希望の方はぜひ浅草まで足をお運びください!

2011年11月4日金曜日

2011.10.29 家庭の宿題サークル2011 2回目

2011.10.29(土) 家庭の宿題サークル2011 二日目
参加家族:新井家/赤石家/北澤家/山口家

今日の家庭の宿題サークルは、無事快晴の下田原公園で開催されました。
隣の田原小学校が創立100周年のパレードをしていて、校庭も公園もたくさんの人でにぎわっています。
そんなにぎわいの隣でパラソルとキャンプテーブルを広げて、ピクニックのようにサークル活動開始。

今日は「家族の人物事典」を作りました!
家族の構成員一人につき一枚ずつ、分析シートを作っていきます。
家族の似顔絵と、名前、仕事、趣味や特技などひとつずつ質問に答えながら事典を完成させていくのですが、実は家族の趣味なんて知らなかったりしてけっこう難しい。
私は妹の特技を全く知らないことが分かりました。きっと妹も私の特技なんて知らないんでしょう。
お母さんはさすがで、子どもたち全員の特徴をしっかりつかんだ似顔絵を完成させていきます。

事典の項目は、半分は質問文も白紙になっています。
その場でそれぞれが質問を考えて他の家族に投げかけ合いました。
「家族の口癖は?」「得意料理は?」など、意外なところからの質問も出てきました。

終わりに、今日も一日の中で出てきたキーワードを組み替えて宿題づくり。
今日は家族の誰かの趣味や特技、得意料理を家族全員で作ったり楽しむというものに。
「母をおしゃれにコーディネートする」「家族で仕事について会議をする」「次女と料理を作ってみんなで映画をみながら食べる」など。
今週も宿題が出され、それぞれの家庭へと持ち帰られていきました。

宿題をする時は本当にドキドキするものです。家族みんなも少しワクワクしているようでなんだか新鮮な時間になっていきます。
来週は、家庭での宿題実践の様子ももっと詳しく聞いてみようと思います。

山口

2011年10月23日日曜日

2011.10.22 家庭の宿題サークル2011 初回!

2011年10月22日(土)
参加家族:新井家、北澤家、山口家

小雨の降る浅草にすこしずつ家族が集まってきます。
今年も「家庭の宿題サークル」のはじまりです!

今年も田原公園での活動を予定していますが、雨が降っている日には田原公園近くのカフェ「wan love」さんが協力してくださり、カフェの中で活動できるようになりました。
オープンスタイルのカフェでゆっくりコーヒーを飲みながらのサークル活動、なかなか贅沢な時間です。

やってきたのはもうすぐ5歳になる小さな息子とお母さんの新井家。
今日は埼玉から遊びにきてくれています!
13時より、早速サークル活動開始。

まずはおなじみの「家紋作り」からはじめました。
家族のマークである『家紋』を、今の家族について振り返りながら新しくつくっていきます。
新井家がさっそく「仮面ライダーはうちでは見逃すと大問題なくらい大切なものだね」と特徴的な要素を提案。
沖縄が大好きなお母さんの育てているハイビスカスも家紋に盛り込まれました。
負けじと北澤家も家紋を作っていきます。家族四人の特徴をそれぞれ入れていこうとしますが、振り返ってみるとなかなか的を得て家族を表現するのは難しいもの。
四分割された枠内にそれぞれの個性を書き入れていくなかで、お母さんは全てを包括するようなものだなぁと全体の背景にお母さんの要素が書き加えられていきました。

続いて、「家の見取り図」「一日の行動の流れ」を思い出しながら書き出していきます。
家の見取り図は何度書いても難しいもの。意外と思い出せない部分も多いのです。
途中で、新井家の息子が家のなかのどこかに大切なおもちゃを隠していることが判明!お母さんも知らなかったようでした。
自分も小さい頃に隠していたものがあったなぁと懐かしくなりました。
一日の行動の流れは、やはり家族の時間として朝と夜が際立っていきます。昼間は学校や会社などそれぞれ家とは別の顔で過ごしているんですね。
新井家は、夜になるとORANGE RANGEの曲がずーっとかかっているそう!小さな息子も、もうすっかり覚えていて、お母さんがいないところでたまに歌っていることがあるんだとか。テレビの音ばかりなっている我が家とは大違いです。
更に、お母さんが深夜2時半にこっそり洗濯機をまわしていると書いていました。朝起きたら洗濯がスムーズにできるように、だそう。
母はすごい!

今年の活動は、「宿題づくり」がパワーアップしました。
宿題をサークルメンバー全員でつくっていきます。
「家の見取り図」から家のそれぞれの場所(キッチン、リビングなど)を、「一日の行動の流れ」から家族が行っている活動(食べる、散歩 など)と行っている人(母、お兄さん、みんな など)を選び出し、小さなマグネットカードにどんどん書いていきます。
それらのカードを「いつ」「どこで」「だれが」「なにをする」に分類し、シャッフル。
新井家の小さな息子がみんなを代表してそれぞれのカテゴリーからカードを選び、新しい文章を作っていきます。
出来上がった文章が宿題になっていくというしくみ!
今日の宿題は
・リビングで母に洗濯について聞く(=インタビューする)
・ベランダでみんなで夕食を食べる
・書斎でみんなで夕食を話す(=本について話しながら食事をする)
・兄と朝まで居酒屋で話す
になりました。
なかなか難しいものもありますが、解釈次第で面白く取り組めそうなものも多い!
やってみたい宿題を選んで持ち帰りました。
来週の発表が早くも楽しみですが、一方で私もきちんと発表できるように宿題を家で実践しなくてはいけません。
すこしドキドキしますが、それもまた楽しみです。

ゆったりとはじまった今年度の「家庭の宿題サークル」。
一年間の中で、家族についてこんなに考える時間はありません。
私自身も家族とじっくり向き合いながら宿題とサークル活動を楽しんでいきたいと思います。

2011年度は11月19日まで、毎週土曜日13時から15時までの活動を予定しています。
途中参加もできますので、どうぞ一度田原公園に遊びにいらしてください!

(山口)

2011年10月17日月曜日

家庭の宿題サークル2011はじまります!

「家庭の宿題サークル」が今年も浅草雷門地区で活動します。
ぜひご参加ください。


_______________________________

家庭の宿題サークル 2011

家庭に関するリサーチから、いつもとちがう家庭の時間をつくる「宿題」をみんなで考えます。それぞれの家族でその「宿題」を持ち帰り実行し、サークル活動日に発表しあいます。


活動日時:
2011年10月22日(土)13:00-15:00
   10月29日(土)13:00-15:00
   11月5日 (土)13:00-15:00
   11月12日 (土)13:00-15:00
   11月19日 (土)13:00-15:00

活動場所:
浅草雷門地区田原公園(東京都台東区雷門一丁目 田原小学校横)

東京メトロ銀座線「田原町」駅3番出口より徒歩5分

参加申し込み方法:
メールでの申し込みとなります。
件名を「家庭の宿題サークル参加申し込み」として下記の内容をご明記の上、
info[a]junkitazawa.comまで送信してください。([a]を@にかえて下さい)
メール確認後、申し込み完了の返信をさせていただきます。

■参加可能日※
■参加者氏名
■代表者氏名

■住所
■電話番号
■メールアドレス


※上記の活動日時のなかで参加可能な日をお書きください。
 全日程参加できなくても申し込み可能です。


























チラシでは「参加親子募集」となっておりますが、兄弟、夫婦など、家族関係であれば参加可能です。

2010年11月15日月曜日

2010.11.14 家庭の宿題サークル最終回





























2010年11月14日(日)
参加家族:林家/斎藤家/五十嵐家/中村家

家庭の宿題サークル、ササクサス最終日です。
今日も13時から田原公園にて活動しました。

今日のサークル活動は皆勤賞参加者である林家の孫娘が考えた「いつか住みたい街を考えて描く」と、「家族カルタを作る」でした。
開始すぐにやってきた林家の孫娘。北澤と買い出しに同行して、その場にある素材で今日の活動を考えたよう。今まで、家や現在住んでいる街を思い出したり描くことはありましたが、いつかのことを考えたことはありませんでした。
せっかくなので、鉛筆で構想したあと、半紙に墨汁で描いてみることに。習字の作品が飾られているように、公園に張った紐に、街の絵がひらひらと干されている様子はなかなか素敵でした。また、みんなの絵をじっくり見る事ができます。
海辺の町、星のきれいな町、沖縄、ハワイ、漁村…。
様々なビジョンが飛び出します。
「ダイヤのまち」や「移動式住居」など、夢のある町もたくさん。
大人参加者はなかなかそんなアイデアが出ず、現実的な条件を考えていたわたしははっとしてしまいました。

ふと、中村家が宿題「いつもやっていることを家の違う場所でやってみる」を持って来てくれました。
中村家はこの宿題を『夕飯を作って子ども部屋で食べてみる』に設定。
参加者の娘が一人で、グラタンに挑戦。子ども部屋にお母さんを招待して夕飯を食べようという計画でした。
子ども部屋の机では小さかったらしく、リビングの大きなダイニングテーブルを子ども部屋に運んだそう!
「リビングが何もなくなって、おもしろかった」と話していました。

更に、斎藤家も到着。
幼稚園年長の息子とお母さんが、またまた「いつもやっていることを家の違う場所でやってみる」を報告してくれます。
斎藤家では、『家族三人がそれぞれ違う部屋で寝てみる』という宿題になっていました。
いつも三人で寝ているのですが、息子にとってはじめての自分の部屋での一人おやすみ体験!
夜中にリタイアしちゃうかもね、とお母さんと話していたのですが、結果は成功!
「寝れたよ!」と笑顔で報告してくれました。
ぐっすり眠る様子を撮った写真も見せてくれ、写真には確かに一人でお気に入りの猿のぬいぐるみと眠る男の子の姿が。
お母さんは「夜中に起きちゃったときはちょっと怖かったみたいなんだけど、朝まで一人で寝てました」と報告。
大人への第一歩宿題は、無事成功したようでした。

人数も増えて来たので、みんなで最後に「家族カルタを作る」を実施。
自分の家族や家の生活、思い出、特徴などから、思いつくことを絵と文章にしてカルタをつくります。
きっかけが少ないので、取り組みづらいかも?と思っていたのですが、頭文字となる平仮名から連想しながら、次々にカードを作っていく参加者たち。
「つ:つくえのなかの秘密の宝物」
「か:からすの木(からすがいつもやってくる木が家にあったそう)」
など、個性豊かなカルタがあっというまに完成しました。
さっそく一試合やってみます。
みんなで輪になって、本気の真剣勝負。
小学校二年生の女の子が圧倒的な強さをみせて優勝しました!
カルタの題材は本当に様々で、分からないものもいくつか。気になった内容のものなどは、その都度質問してみます。

白熱した試合を終えて、本日のサークルは終了。
今日はじめてやって来た子などは、もう終わりだと聞いて少しさみしそう。
別れの挨拶をして、一人また一人と公園から家へ帰っていきます。
最後に、毎日やって来ていた女の子が
「またいつか!」
と言って手を振りながら帰っていきました。

家庭の宿題サークルは、ササクサスの終了に伴い本日をもって活動を終了します。
機会があればまた活動を再開していけるかもしれません。まずは「家庭の宿題サークル」とは何だったのか、もう一度考えてみようと思います。

家庭の宿題サークルは、「家庭」「家族」をテーマに活動してきました。
「宿題」をやるという家族以外誰もみることの出来ない時間が、確かに家族の中で共有され過ごされていたのが、提出された宿題から鮮やかに感じられます。
たくさんの家族の独特な文化や思い・時間に触れて、それぞれの面白さや個性豊かさ、何より家族というあつまりが、とても素敵なものだと思いました。

参加家族の皆様、浅草の皆様、ありがとうございました。
またいつか!
(山口)

2010年11月14日日曜日

2010.11.13 家庭の宿題サークル第10回


2010年11月13日(土)
参加家族:濱崎家/北澤家/田畑家

いよいよ最終週となりました。
家庭の宿題サークル第十回です。

今日の田原公園はとても賑やか。
隣接する幼稚園でのイベント帰りの親子や、サッカーをする少年達など、人であふれていました。
今日の活動は、「街をつくる」と、「家族の年表をつくる」でした。
家族での参加者は少なかったのですが、その場にいた子どもたちが活動に加わっていました。
「街をつくる」では、紙粘土で小学校をつくって大きな紙の上に置き、そこを基点に道を描きながら街を作っていきます。
まずは、学校から自分の家まで。
その途中にあるお店などを思い出して追加していきます。
身の回りの風景で、粘土で作れるほど覚えているものは実は少なく、思い出すものにはそれなりの理由があったりします。
学校から家の間にコンビニと人形焼きやさんを作った女の子がいました。
幼稚園年中の彼女にとって、家のすぐ隣のコンビニと、幼稚園のすぐ近くの人形焼きやさんが生活の中から思い出されたのでした。

「家族の年表をつくる」には、北澤家と田畑家が挑戦。
今日は北澤家のお父さんが参加です。
自分が生まれる前の家族の歴史は、知らない事ばかり。
お父さんとお母さんの夫婦時代のことなど、改めて聞いてみると面白い。
生まれてからのことも、「そういえばこの年に事故にあった!」など二人で記憶をたどっていくと、忘れている出来事は意外と多かったようです。

夕方頃、濱崎家が宿題を持って来てくれました。
前回の宿題は「いつもやっていることを家の違う場所でやってみる」でした。
これを『四階のロフトで、寝袋でみんなで寝る』という宿題にした濱崎家は、お父さんと小学校一年生の息子、そして2歳の妹の三人が仲良く並んで寝袋に入っている写真を持って来てくれました。
中には三人とも熟睡している写真なんかも。
三人でぎゅっとなって眠ったので、とてもあったかかったと感想がつけられていました。

更に濱崎家は、明日で会期を終える家庭の宿題サークルに、「もっとやりたいよ!」と言って今日新たな宿題を二つも持ちかえっていきました。
宿題は「次住みたい家を家族で考えてつくる」と、「家族についての質問を考えて、おじいちゃんおばあちゃんにインタビューする」です。
どちらもどのように実行されていくのか、その様子を見に行けるのなら行きたい気持ちが大きくありますが、サークルから別れた後の、その家族だけの時間に宿題が行われていることを想像する面白さのために、我慢しながら報告を楽しみに待っています。この時間も、家庭の宿題サークルの醍醐味の一つかもしれません。

(山口)

2010年11月12日金曜日

本日

家庭の宿題サークルの活動は、サークル参加家族の表札づくりを地元の提灯屋さんで行うため、田原公園では行いません。明日は13時からいつも通り田原公園で行います。雨天時は田原小学校の会議室です。

(北澤)

電気自動車でECO